Press Release

ITファイナンスマネジメント基盤として資生堂がApptioを採用

2021/3/23
Apptio株式会社

世界18拠点、Fortune100のうち60%以上の企業導入実績をもつTechnology Business Management(TBM)を実現するSaaSソリューション「Apptio」を提供するApptio株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:成塚歩、以下:Apptio)は、株式会社資生堂(本社:東京都中央区、代表取締役 社長 兼CEO 魚谷雅彦、以下:資生堂)に、ITファイナンスマネジメント基盤として「Apptio」を採用いただいたことをお知らせいたします。

ShiseidoApptio

  • 背景
    資生堂は、2021年~2023年までの3年間で取り組む基本戦略をまとめた「WIN 2023」を策定しています。「WIN 2023」の主要戦略の一つとして掲げている、デジタル事業モデルへの転換・組織構築に取り組むにあたり、デジタルを含むテクノロジー投資を拡大します。その一方で構造改革やプロセス、システムの標準化をグローバルレベルで実施し、生産性の向上に努めていきます。
    こうした背景から特にIT領域においては、経営戦略と連動したグローバルレベルでの精緻なIT予算と実績の管理、およびServiceNow(ITBM及びITSM)との連携も含め、資生堂グループ全体におけるITプロジェクトや運用保守管理の標準化・統一化を推進しています。
  • 今後の展望
    資生堂では、ApptioでのIT予算策定及び実績管理・分析を前提とした管理プロセスに変更し、IT予算全体におけるベースライン(システム保守・運用費)を明確化していきます。ベースラインを前提にIT戦略投資計画を策定するとともにIT領域の一連の予実管理プロセスの再構築を行い、管理精度の向上をはかります。それにより、IT投資・費用に関する経営・IT・事業部門の共通理解促進、ベースライン最適化の機会特定など、ビジネス成長のためにIT戦略投資を合理的な判断で迅速に行う目的でApptioを活用していきます。資生堂 グローバルICT部 神永氏は次のように述べています。
    「グローバルプロジェクトが増える中、各リージョンのIT部門との『ITコストの共通言語化』と、事業部門にとっても納得感のある可視化・課金モデルが必要でした。人によるマニュアル作業を最小限にしてITコストのガバナンスを強化した上で、他リージョンのIT部門ならびに事業部門との関係を強化していきたいと考えています。」Apptio株式会社 代表取締役社長 成塚は以下のように述べています。
    「グローバルビジネス展開において重要なIT部門マネジメントのグローバル化に対し、Apptioとして支援できることを大変光栄に思います。ソリューションだけでなく、TBMメソドロジーと海外IT部門マネジメントについての情報提供から最大限の支援をさせて頂きます。」

Apptioはこれからも引き続き、資生堂の目指す戦略とIT領域の改革実現に向け、同社のTechnology Business Management(TBM)の体現を支援してまいります。

Technology Business Management(TBM)について
Technology Business Management(TBM)は2007年Apptio Inc創業者であるSunny Guptaが提唱し誕生したITリソースから事業部門のニーズまでを統合的にマネジメントするメソドロジーです。ビジネストランスフォーメーションやデジタルトランスフォーメーションが求められる昨今において、テクノロジーは一部の方のものから、事業経営を行なっている全ての人に関係するものになりました。継続的なビジネスインパクトをもたらす事業経営のために、テクノロジーの経営資源(ヒト・モノ・カネ)と投資ニーズを統合的にマネジメントし、IT価値最大化を実践するベストプラクティスとして、あらゆる業界のCIOに支持されています。2012年にはApptio IncがTBM Councilを発足し、現在はテクニカルアドバイザーを務めています。TBM Councilには11,000名以上のCIO・CFOを中心とする会員が参画しており、ITコスト管理の課題や進化するテクノロジー投資を含めたIT部門マネジメントについて知見の共有を行っています。

Apptioについて
TBMを支えるSaaSソリューションのリーディングプロバイダーです。2007年の創業から、世界18カ国の1,800社以上に製品を導入してきた実績を有し、さまざまな業界のリーディングカンパニーがApptioを活用しています。オンプレミスやクラウド上にある企業内システムの財務・運用データと、企業が利用しているパブリッククラウド、SaaSの情報を自動的に取り込み、単一のプラットフォームに統合することで、従来、担当部門で実施していたデータ収集・加工・整備の効率化を図ります。TBMがベストプラクティスとして定義するTBM Taxonomyを共通言語として分類・可視化に用いることで、利用部門ごと、プロジェクトごと、ソリューションごと等、多角的な視点からITコストの透明化を図り、事業環境に応じて迅速かつ正確な投資判断を行うことに貢献します。
詳細については、https://www.apptio.com/ja/ をご覧ください。

Apptio 広報
川上エリカ
Info-japan@apptio.com