Press Release

ヤマハ発動機のY-DX戦略を支えるITコストマネジメント基盤として Apptioを採用

2023年9月21日

Apptio 株式会社

全世界で1,800社以上の導入実績をもつTechnology Business Management(TBM)*を実現するSaaSソリューション「Apptio」を提供するApptio株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:成塚歩、以下:Apptio)は、ヤマハ発動機株式会社(本社:静岡県磐田市、代表執行役社長:日髙祥博、以下:ヤマハ発動機)が、DX戦略の推進に必要となるITコストマネジメント基盤として、Apptioのソリューションを採用したことをお知らせ致します。

Yamaha Apptio

  • 背景
    ヤマハ発動機では、長期ビジョン「ART for Human Possibilities」の実現にむけて、DX戦略「Yamaha Motor to the Next Stage」を掲げ、Y-DX1:経営基盤改革、Y-DX2:今を強くする、Y-DX3:未来を創る の3軸で、様々な改革に取り組まれています。
    特に戦略的に重要な領域へのIT投資比率を高めていくために、長期的な目標として、現行保守運用費の6割を削減して戦略投資にシフトするなど、IT投資及びコストにおける最適化、戦略に基づく適切なIT投資判断の実現を目指されていました。
    しかし、従来のITコスト管理では、複数のシステムに分散されたデータを統合するために工数がかかりデータ不整合のリスクがあるExcelベースで行われており、更にグローバルに跨るグループ各社で異なる管理粒度を統合するニーズもあり、戦略に応じた柔軟性の高いIT投資の意思決定を行うためには、精度の高いITコスト管理を実施できる基盤を必要としていました。これらの課題解決と改善のために、TBMというIT投資可視化および最適化のためのグローバルのベストプラクティス、及びその実践を支えるApptioの採用が決定されました。
  • これまでの取り組みと今後の展望
    プロジェクト開始から約5ヶ月で、複数のファイルや管理手法に跨っていたデータを統合するためのデータ分類構造の定義、基礎となるITコスト可視化軸の確立、各ステークホルダーと共有するレポートの構築に取り組みました。これらの取り組みにより、工数のかかっていた管理手法の改善、多軸でのIT予算の予実差異の把握と予測、差異への対処の迅速化、プロジェクトや部門軸等での全社ITコスト構造の可視化による優先度の議論や意思決定の迅速化が期待されています。
    更に、段階的に取り組みを広げ、データ精度の向上、アプリケーションポートフォリオの管理、利用部門視点とグループ戦略に則った現状把握を行い、ApptioおよびTBMのノウハウを活用した適切なコスト最適化に向けた取り組みを実践していきます。延いては、DX戦略に必要かつ優先度の高いIT投資においてアジリティ高く意思決定を行える体制を整えていくことを目指しています。

ヤマハ発動機株式会社  執行役員 IT本部長  山田典男氏は次のように述べています。
「Y-DX戦略を進める中で、レガシーシステムからERPを中心とした新基盤への移行、そして差別化領域や新たなデジタル技術領域/イノベーション領域にリソースをシフト、アロケーションしていきます。その実現に向けて、TBMフレームワークとApptioによるIT投資/経費の可視化/最適化、及びそれらに基づくマネジメントが必要不可欠と判断しました。」

Apptio株式会社 代表取締役社長 成塚歩は次のように述べています。
「ヤマハ発動機様におけるY−DX戦略の推進を支える管理基盤改革の取り組みに、Apptioがご支援できることは非常に光栄に存じます。今後もTBMの方法論に基づくご支援によって、ヤマハ発動機様が中長期で目指されている目標の実現、Y−DX戦略の推進にむけて貢献したく考えております。」

Apptioは、ヤマハ発動機様が目指す姿の実現に向けて、引き続き支援してまいります。

*Technology Business Management(TBM)について
Technology Business Management(TBM)は2007年Apptio,Inc創業者であるSunny Guptaが提唱し誕生したITリソースから事業部門のニーズまでを統合的にマネジメントするメソドロジーです。ビジネストランスフォーメーションやデジタルトランスフォーメーションが求められる昨今において、テクノロジーは一部の方のものから、事業経営を行なっている全ての人に関係するものになりました。継続的なビジネスインパクトをもたらす事業経営のために、テクノロジーの経営資源(ヒト・モノ・カネ)と投資ニーズを統合的にマネジメントし、IT価値最大化を実践するベストプラクティスとして、あらゆる業界のCIOに支持されています。

Apptioについて

https://www.apptio.com/ja/

Apptio(IBMグループ会社)は、テクノロジー投資管理のリーディングカンパニーとして、Information Technology(IT)、マルチクラウドでのFinOps、開発リソースのポートフォリオ管理に関する財務及び運用上の意思決定を支援します。Apptioのミッションは、すべてのテクノロジー投資からビジネス価値を創出することです。クラウドとAl/MLデータエンジンを活用したApptioのSaaSソリューションは、テクノロジー投資とビジネス成果やROIを明確に結び付けます。Apptioのソリューションは、コストの透明性確保、実行可能な洞察の提供、計画と予測の実施、ビジネス価値の管理、ショーバック/チャージバックなどの機能を提供します。Apptioは、Technology Business Management(TBM)とFinOpsのリーダーとして、全世界に数千もの顧客を持ち、ビジネスリーダーがテクノロジーコストを最適化し、クラウドやデジタル変革への投資を加速することを支援します。詳細は、https://www.apptio.com/ja/ をご参照ください。

【問い合わせ先】

Apptio株式会社
広報担当:内田 修
メールアドレス:Info-jp@apptio.com

【報道関係者問い合わせ先】

Apptio PR窓口 株式会社旭エージェンシー
担当:板東
TEL:03-4570-2420、070-2161-7120
E-mail:apptio_pr@asahi-ag.co.jp