IT コストの削減

予算に制約があるのは、どの組織も同じです。

IT コストやその構造の複雑さに対処することは、あらゆる組織の課題です。多くの組織は、毎年の予算を細かく精査し、見直しを重ね、財務項目の削減、先送り、再交渉に努めています。リーダーたちは重要なイニシアチブに投資するために、総勘定元帳の枠を超えて、支出転換や IT コスト削減機会を模索しています。何を最優先するべきなのでしょうか?

これは下流への影響を伴うため、重要な判断になります。アプリケーション ポートフォリオは、IT 関連の総支出の 30 – 35% を占める重要な対象領域です。しかし重要なのは、コスト削減をいつ、どこで行うべきかを理解することです。不十分な認識のまま、アプリケーション最適化に取り組むと、問題を解決するどころか、新たな問題を生む可能性すらあります。

IT コストの削減とは

IT コストの削減は、IT 予算内の無駄、利用率の低いリソース、ビジネス成果への貢献が低い要因を特定して排除するプロセスです。このプロセスは、IT コストの最適化とも呼ばれます。この削減によって、IT 予算自体の規模縮小の実現や、ビジネス成長を促進する新たなテクノロジーへの再投資に回すことができます。

Maritz は、Apptio の活用とテクノロジービジネスマネジメントを実践することによって、IT コストを 40% 削減しました。

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IT コスト削減のための 4 つの戦略

IT コスト削減余地のなかには、明らかで簡単に実行でき、すぐに成果の出るものもあれば、わかりづらく、実行に移すのに多大な労力を要するものもあります。ここで紹介する 4 つの IT コスト削減戦略は、難易度の低い順に並んでいます。IT ファイナンス マネジメント原則の実践は、需要と供給の市場原理よりも難しくはありません。まずは成果の出やすいものからはじめて、徐々により多くのステークホルダーの関与が必要となるものへと進んでいくとよいでしょう。

Scrutinize
精査
穴を埋める

減価償却スケジュールの不一致、過剰な予算の水増しなど、IT ファイナンス マネジメント原則に則っていない不適切領域を特定、修正します。

Economize
節約
無駄をなくす

必要以上のリソースを割り当てている領域を検出し、リソースを再割り当てまたは廃止して、ビジネス ニーズに合わせた支出へのライトサイジングを図ります。

Rationalize
合理化
重複を回避する

正当な理由なく複数のシステムが同じ目的領域で実行されている場合、情報に基づいてどのシステムを残すかを判断します。

Commercialize
市場原理
需要を抑制する

市場原理に則った価格設定と請求を行い、ビジネス部門に IT サービスとリソース消費のライトサイジングを促します。

無駄をなくし、IT コストを削減するための 8 つの分野

4 つの IT コスト削減戦略は、IT のバリュー チェーンの各階層に焦点をあてて進めていくのが効果的です。この階層とは、コスト プール (財務視点)、IT リソース タワー (IT テクノロジー機能の視点)、アプリケーションとサービス (IT 部門が提供しビジネス部門が利用する成果物やアウトプットの視点) です。ここでは、以下の 8 つの分野を特に重視すべきです。

支出

支出をより詳細に追跡し、超過を回避する対策を迅速に講じて、水増しを削減します。ソフトウェア、ハードウェア、内部/外部の人件費など、IT 支出の主要分野の差異を特定します。差異の原因となる特定の財務項目とコスト センター部門のオーナーを明らかにします。緊縮に対して柔軟性を維持するために、OpEx と CapEx の差異、および固定費と変動費の組み合わせを監視します。

アプリケーション

コストをビジネス ドライバーに結び付けることでアプリケーションがもたらすビジネス価値を数値化します (Web サイト ビジター1 人あたり、注文 1 件あたりのコスト等)。アプリケーション コストを把握し、そのコストが運用と開発、インフラ、プロジェクトのなかでどのような内訳構造になっているのかを理解します。この情報を利用して、コストに対して得られるビジネス価値が少ないアプリケーションへの投資を戦略的に削減します。

人件費

アプリケーション、地域、ロール別にスタッフの平均月間コストを把握して比較します。この情報を用いて、派遣社員や契約社員の調整、雇用や人員補填の時期の見直し、安価な人件費エリアの採用検討等を行います。新たなアプリケーション戦略や事業計画に従って内部リソースを再配分し、混乱を最小限に抑えます。

ベンダー

重複したビジネス機能を提供しているベンダーを合理化し、コストを削減します。ベンダーが支援するプロジェクト、アプリケーション、ビジネス サービスの戦略的重要性やビジネス上の重要度に適合したベンダー支出となるように管理します。ベンダー ポートフォリオ全体を一元的に表示すれば、チーム間のアカウンタビリティも向上します。

プロジェクト

ビジネス維持、成長、変革の目的別に投資の優先順位付けを行い、中断または再編すべきプロジェクトを特定します。これにより運用コストを削減し、リソースを再配分できます。財務計画でランニング コストを明示的に報告することで、今後数年間の予算における特定コスト センターへの影響が明確になります。

ビジネス部門の消費

ビジネス部門が理解できる言語で、各部門が IT 投資から得られる価値を説明します。各部門の消費状況による IT 支出の影響、どれほど拡大しているか示し、行動の変化を促し、コスト削減につなげます。ビジネス イニシアチブやスポンサーと協調した IT プロジェクト投資を行っていることで、ビジネス ニーズの減少に合わせて IT コストを削減することができます。ビジネス部門全体における従業員一人あたりの IT 支出をベンチマーク比較して、コストの異常値を特定します。

クラウド

AWS や Azure などの複数プロバイダーにまたがって利用しているパブリック クラウド コストを、1 か所で表示、精査します。アプリケーション、部門、サービス タイプ (コンピューティング、ストレージ、ネットワークなど) 別の傾向を明らかにします。異常を特定してすばやく対応し、予想外の請求の発生を抑えて支出を予算内に収めます。

インフラストラクチャ

ネットワーク、コンピューティング、ストレージ、データ センターのアセット全体において、インフラ コストを押し上げている原因を特定します。どのアプリケーションに紐づくインフラ コストかを把握し、アプリケーション計画の変化に合わせて、インフラのライトサイジングを図ります。利用率の低いアセットは廃止します。

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